体験インタビュー

水泳未経験者だったK(60歳代、女性)さんに、水泳を始めて感じたことをお聞きしました。
インタビューの内容は、水泳を通じてKさんが感じたココロとカラダの変化とQOL(※クオリティ・オブ・ライフ)の影響についてです。
尚、インタビューの内容は、全てご本人のご意見をそのまま反映させていただきました。

※クオリティ・オブ・ライフとは・・・

ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、ある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念です。QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られます。

【インタビュー 小倉(以下、小倉)】
水泳を始める前の冷え性の症状をお聞かせ下さい。

【Kさん】
若い時より貧血もあったせいか、もの凄い冷え性でした。手足は常に冷たく、冬などは寝る時は、確実に電気毛布やあんかなしでは眠れない状態でした。

【小倉】
水泳を始める前に思っていた水泳のイメージはいかがでしたか?

【Kさん】
私の水泳のイメージは、もの凄くあこがれの存在ではありましたが、自分には絶対に無理で、来世に持っていこうとまで思っていました。その理由は、小学校に入学する前、両親の実家がある新潟の寺泊という海で溺れかけたことでした。6歳にして死の恐怖を知り、その時より、水恐怖症になりました。

【小倉】
そのような怖い体験をなされ、そしてまた、どうしてご自身が不得意と感じていた水泳を始めようと思われたのですか?

【Kさん】
それでも始めようと思ったきっかけは、いくつかの喪失感が重なり、身動き出来ない精神状態からの脱却を、自分の一番苦手で、ものすごく怖いけれど、その反面泳ぐことへのあこがれも持っていた水泳に向かわせたと思います。

【小倉】
そのような体験をなされ、水泳を始めたときの感想は如何でしたか?

【Kさん】
私の場合、最初はリラックスとは程遠い、緊張感でいっぱいでしたが、回を重ねる毎に、体を水に委ねる心地よさを感じ、プールに入れない日が続くと、気持ちが滅入ってくるまでになりました。

【小倉】
さて、プールについてお聞きしたいのですが、冷え性だったKさんがプールに入る時もしくは、入水中は、寒く感じることはありましたか?

【Kさん】
プールに入っている時、ほとんど寒さは感じませんでした。

【小倉】
プールから出た後、カラダは寒くなりましたか?

【Kさん】
プールから出た後、カラダは暖かく、尚且つ、今まで味わったことのない爽快感を感じました。

【小倉】
プールに入ったことで身体不調が改善もしくは緩和したと思うことはありますか。

【Kさん】
デスクワーク・車の運転等で、以前から長年に渡って腰痛に悩まされていましたが、気が付いたら腰痛の回数が、かなり減ったように感じます。

【小倉】
以前から感じていた冷え性が緩和されているなと思った時期は、プールレッスンを始めてどのぐらいの期間ですか?

【Kさん】
冷え性の緩和は、明確には覚えていませんが、意外と早い段階に電気毛布やあんかは使用しなくなりました。冬など冷たいふとんに入っても、自力で温まるようにもなりました。

【小倉】
冷え性が改善されてから、生活が変わったことはありますか?

【Kさん】
身体全体の調子が良く、気持ちもより前向きになり、以前以上に行動的になったように、自分自身感じています。

【小倉】
水泳を継続して良かったことをお聞かせ下さい。

【Kさん】
風邪も引かなくなり、全身運動なので夜の寝つきが良くなりました。一番うれしいことは、体力が確実にあがってきているのを、日々実感しています。

【小倉】
最後に、これから水泳(HOT SWIM)をしようと考えている方に、ご自身の体験からのコメントがありましたら、是非、お聞かせ下さい。

【Kさん】
私の場合は、苦手意識の克服でもあったので、泳げたことがもの凄く自信に繋がりました。過去にゴルフ・テニスの経験がありましたが、身体的・精神的にも私には向きませんでした。水泳は全身運動で道具もいらない。人と競う事もなく、自分のペースで泳ぐ事ができることが私には向いていたのかもしれません。
最後に、私が感じたことは、冷え性改善を含めた体質改善を出来たことは大変うれしいことですが、それとともに、最初に25メートル泳げた時は、何十年ぶりかで自分自身に感動しました。もの凄くうれしかった。一生忘れない日になりました。あきらめずに挑戦してよかった。心の底から思っています。

【小倉】
これからも水泳を通じてKさんのココロとカラダの充実を心から応援いたしたいと思います。大変貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。